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御札の説明
檀家の皆様、あけましておめでとうございます。
今年も皆様のご家庭の平穏と、さらなるご繁栄を願い、大切なお札を三種類ご用意いたしました。御札は、私たちが日々の生活をより健やかに、そして安心して送るための仏様の「お守り」であり、「道しるべ」となるものです。
それぞれの御札の持つ意味と、お祀りする(貼る)べき正しい場所を、一つずつご説明いたします。

1. 📜 大般若の御札(だいはんにゃのおふだ)
✨ 込められた願い
この御札は、お経の中でも特に功徳が大きく、災難を取り除き、智慧と福徳を授けてくださる『大般若経』の功徳を込めたものです。家内安全、厄除け、無病息災、招福といった、ご家族全体の一年間の安泰を願う、最も重要な御札となります。
📌 お祀りする場所
ご家庭の中で最も清らかで、敬意を表すべき場所に貼ります。
- 神棚、または仏壇の上
- 神棚がある場合は、神棚の下段や横に並べて貼ります。
- 仏壇しかない場合は、仏壇の真上に(鴨居などに)貼ります。
- 清浄な高い場所
- 床の間や、居間の鴨居(かもい)など、人の目線よりも高い位置に貼ってください。
- 南向き、または東向きになるように貼るのが最善です。
2. 🔥 鎮防火燭の御札(ちんぼうかしょくのおふだ)
✨ 込められた願い
「鎮防火燭(ちんぼうかしょく)」とは、「火を鎮め、火の用心をせよ」という意味です。火災予防、盗難除け、家屋の守護といった、日々の生活における「災い」を寄せ付けないためのお守りです。
📌 お祀りする場所
火を扱う場所や、外からの出入り口など、「災いが侵入する恐れのある場所」に貼ります。
- 台所(厨房)の出入り口や換気扇のそば
- 火の神様にお守りいただくために、火元から少し離れた、台所の目立つ場所に貼ります。
- 玄関の内側
- 外からの災いを防ぐために、玄関を入ってすぐの鴨居などに貼るのも良いでしょう。
- 裏口や勝手口
3. 👹 立春大吉の御札(りっしゅんだいきちのおふだ)
✨ 込められた願い
この御札は、節分を経て、新しい年(立春)を迎えるにあたり、災いを避けて福を招く、禅宗寺院の伝統的な御札です。
- 「立春大吉」の文字は左右対称に見えることから、家の中に入ってきた鬼(厄災)が振り返った際にも、まだ外にいると錯覚し、そのまま外へ出て行ってしまうという魔除けの意味があります。
📌 お祀りする場所
この御札は、魔を家の中に入れないという強い願いが込められているため、「玄関の内側」に貼るのが正しい慣習です。
- 玄関の扉の内側
- 扉を開けた時、御札が隠れて見えなくなる場所(扉の裏側)に貼ります。
- これにより、鬼が家に入ったとき、扉が閉まっても文字が見え、扉が開くと御札が隠れることで、鬼が混乱し、家から出て行ってしまうという作法になります。
- または、玄関の内側の柱
- 玄関を入ってすぐの、人の目線よりも高い位置に貼る場合もありますが、扉の裏側に貼るのが最も丁寧な作法です。
- 人の出入りが多い裏口や勝手口の扉の内側
🙏 まとめ
三種類の御札にはそれぞれ役割がございます。
- 大般若:家の中心で、ご家族の一年間の総合的な安泰を守る。
- 鎮防火燭:火元や出入り口で、火災などの具体的な災難から家を守る。
- 立春大吉:玄関扉の裏(内側)で、外からの厄や魔を戸惑わせ、外へ追い返す。
仏様の教えを心の支えとし、御札を日々大切にお祀りすることで、清らかで安心な一年をお送りください。

